■Nゲージレイアウトの魅力
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満州体験って、戦後の日本に不可欠だったのかな? |
満州で活躍していた人が、戦後日本の復興でも活躍していたということが書いてある本。
満州における統制経済の手法が、
満鉄調査部
→戦前の商工省・企画院
→敗戦直後の経済安定本部
→50年以降の通商産業省
という継承をたどり、日本株式会社を形成したこと
岸信介という満州経験のある大政治家の業績について。特になぜ彼が自由民主党という政党の誕生に向けて大きな役割を担ったか?
という二つが僕の中では非常に勉強になりました。
満州国家の経験は、成功体験も失敗経験も将来に受け継がなければならない日本の歴史的遺産だ常々思っていたので、今後も勉強を進めてみようと思っています。
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戦後の「この国のかたち」と満洲人脈 |
敗戦から3年後の1948年12月23日、東條英機(元首相・陸相)、板垣征四郎(元朝鮮軍司令官・陸相)、広田弘毅(元首相・外相、唯一の文官)ら7人の「A級(A項目)戦犯」が刑場の露と消えた。しかし、不可解なことにその翌日、本書の主人公ともいえる岸信介を始め、笹川良一、児玉誉士夫など「A級(A項目)戦犯」容疑者19人が巣鴨プリズンを出所した。
「証拠不十分」ということで行われたこの釈放が、ジャパン・ハンドラーズ(Japan Handlers)の手によるものなのか否かは、ここでは問わない。しかし、「そのとき歴史は動いた」のは事実であり、戦後における「この国のかたち」が出来上がった、と道破してよいだろう。そして、満洲人脈の雄・岸信介は、このとき「商工省の岸」から「昭和の妖怪」への第一歩を、確かに踏み出したのだ。
戦後の政治=経済システムを語るには、この岸信介や椎名悦三郎(元自民党副総裁・通産相)等、旧満洲閥を抜きにしては難しい。何故なら、「55年体制」や政財官三位一体による「日本株式会社」などは、「満洲国は私の作品」と揚言する岸らの戦後の「作品」と言えなくもないからだ。そういった意味でこの新書は、戦後日本の政治・経済の断面を垣間見ることの出来る手軽な著述である。
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五五年体制のルーツ |
本書は満鉄関係の著作も多い、日本近現代史専門の学者の手による、
満州と自民党の関連を歴史的に追った書である。
中心となるのはやはり昭和の妖怪、岸信介である。
2005年の自民党圧勝以来、戦後五五年体制の終焉が叫ばれているが
一つの時代が終わるというのであれば
やはりそのルーツから検証してみるべきなのだろう。
僅かな時間しか存在していなかった満州国だが
その遺産は思ったよりも大きい。
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戦後経済は満州式込み? |
「満州」関係者が戦後日本とどう関わったかを記した。
特に注目したいのは3章。国内に基盤をほとんど持たない満鉄職員が戦後復興の中枢となった「経済安定本部」で重要なポストを与えられ、かなりの影響を持っていたことを明らかにした。
だが、岸の戦後を描いている後半は、椎名悦三郎との関係、満州人脈など結構、原彬久の「岸信介」とかぶる。「満州と自民党」となれば、岸が主役になるのは当然とは思うが…。岸のアジア外交と賠償、それに連動した建設ビジネスとの関係が興味深い点ではある。
なお、細かいことだが、本書178ページに「水力発電ダムづくりにたけた」久保田豊は1965年に死去したとあるが、それは同姓同名で、農民運動家で衆議院議員の久保田豊の間違いでは?「水力発電の久保田豊」は日本工営創業者と思われるが、彼は1986年死去。


